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中国語とは?


《中国語はいかがですか?》――ちょっとゴカイなユカイ話――

理解とは誤解の修正である。
理解のためには誤解が必要であるが、と同時に誤解に気付く知力と誤りを受け入れる度量がもっと必要である。
誤解が積み重なって修正困難となってしまう前に、ちょっと愉快なおハナシで、学習者の方々にお役に立てれば光栄である。
実用中国語学院代表 李 力

https://matome.naver.jp/odai/2139222434798746901/2139241674220636603
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第1話  ――中国語とは中国で話されている言葉である?――
「中国語」とは何か?中国で話されている言葉?例えば、ジャッキーチェンなどで有名な香港映画は、全く事情を知らない人が見れば「中国語」を話していると思われるだろう。これは半分正しいとも言えるし、間違いだとも言える。なぜなら、あそこで話されているのは広東語だからである。
私は小学生の時に日本に来て、初めてジャッキーチェンの映画を見たが、何を言っているのか全く分からなかった。もっとも、テレビで放映される時はほとんどが吹き替えなので、日本語が分かれば十分なのだが、映画館で字幕映画を見ると友人に聞かれることがある。「全く分からない」と答えるとよく怪訝な顔をされたものだ。私が生まれた北京辺りからすれば、広東語は全くの別言語、例えるならば日本人が韓国語を聞くのと大差ない。況してや1970年代当時はメディアも発達しておらず、小学生の私が「広東語」という言語の存在を知ったのが日本に来てからだった。これでは分かるはずもない。
広東語だけではなく、中国には上海語や福建語など、よく知られた言語だけでもすぐに指折り数えることができる。これらを中国語の方言だと説明している場合がよくあるが、日本語の感覚でいうところの方言レベルではない。別の言語である。なぜならほぼ相互に理解不能だからだ。更に話を広げていくと、中国の様々な少数民族や奥地に住む人々の言語には、もはや見慣れた漢字ではなく、独自に発達した文字、より象形文字に近いもの、そして文字が存在しない言語もたくさんあるらしい。一説によるとこれらを合わせたら千を超える数だという。
ここで問題が生じる。中国人はどうやって意思疎通をするのか?そこで私たちが最もよく知っている「中国語」――標準語――の登場となる。なんだ、標準語があるなら話が早いや、と思ったあなた、あまいあまい!「ヒョウジュンゴ」にも様々な事情があるのですゾウ。

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