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5.262025
中国南方のちまき(粽子)について

写真出典:yahoo.co.jp
皆さんこんにちは!
今年ももうすぐ「端午节[duānwǔjié](旧暦の5月5日)」です。
日本も中国と同じように、端午の節句(たんごのせっく)に「粽子(ちまき)」を食べる習慣がありますか?
写真出典:yahoo.co.jp
過去のブログでもご紹介した通り、
中国では、北と南には食文化の差があるため、
ちまきにおいても「北と南の戦争」が存在しています。
もちろん本当の戦いではなく、
北方の人は甘いちまきを好むのに対して、
南方の人は塩っぱいちまきが好きという意味です。
今日は中国南方のちまき(粽子)について
ご紹介したいと思います。
写真出典:image.baidu.com
南方のちまきは、もち米を竹の葉や芭蕉の葉で包み、
糸や藺草(いぐさ)でしっかりと結び、
長時間蒸すか煮て作られます。
中の具材は地域によって異なりますが、
代表的なものには豚の角煮、塩漬け卵黄、
干しエビ、椎茸、栗などがあります。
これらの具材がもち米に旨味を染み込ませ、
濃厚で香ばしい味わいが楽しめます。
写真出典:image.baidu.com
例えば、広東省の「咸肉粽(しおにくちまき)」や、
福建省の「烧肉粽(ローストポークちまき)」は、
肉や調味料の風味がしっかりと効いていて、
おかずとしても満足できる一品です。
一方で、南方(例えば雲南省)にも甘いちまきはあり、豆沙(あんこ)を入れたものや、
砂糖を付けて食べる味付けのないちまき(白粽)も人気ですよ。
皆さんはどんな味のちまきを試してみたいですか?
日本のちまきについてもぜひ教えてください!