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7.72025
日本と中国の七夕

写真出典:https://search.yahoo.co.jp/
みなさん、こんにちは。
先日、通勤で使っている駅の空きスペースに短冊や竹が設置されているのを見て
「あ、もうすぐ七夕だ!」と気づかされました。
織姫と彦星が年に一度だけ天の川を渡って会うことができる、ロマンチックなお話に、毎年心がときめきますね。
日本では短冊に願いごとを書いたり、笹の葉を飾ったりと、古くから親しまれてきた七夕。
今回は、七夕の由来や風習、中国の七夕との違いについてご紹介します。
七夕の由来で最もよく聞くのが中国から伝わった星伝説(織姫と彦星の恋物語)ですね。
他にも日本古来の行事「棚機(たなばた)」や後半でご紹介する乞巧[qǐ qiǎo]と合わさったと考えられています。

写真出典:https://search.yahoo.co.jp/
日本では、願いことを書いた色とりどりの短冊(たんざく)と飾りを笹の葉に吊るし、星にお祈りしますが、この風習もロマンチックですね!
調べたところ笹飾り自体にも意味があるそうです。
紙衣:裁縫の腕が上がりますように。
巾着:お金が貯まりますように。
投網:豊漁になりますように。
屑籠:整理整頓、物を粗末にしない。
吹き流し:織姫のように機織が上手になりますように。
千羽鶴:家族が長生きしますように。
短冊:願い事がかない、字が上手になりますように。
短冊に願い事を書いて吊るすのは気恥ずかしいという人も、笹飾りなら気楽に試せそうですね。
一方、中国では伝統的な行事を陰暦(旧暦)で祝いますので、通常のカレンダーとは数週間のずれが生じます。
そんなわけで、今年の中国の七夕は8月29日となります。
現代中国では、七夕节[qī xī jié]は「中国のバレンタインデー」とも呼ばれ、
主に恋人たちのロマンチックな日として知られています。
やはり織姫と彦星のお話のイメージが強いですね。
都市部の若者たちはカップルでデートをします。
また、男性からのプレゼントは必須ということで、ECサイトでは「七夕セール」も行われます。
この日に入籍やプロポーズをするカップルも増えているそうですよ。

写真出典:https://search.yahoo.co.jp/
中国の伝統的な過ごし方の一つには、乞巧[qǐ qiǎo]という行事があります。
古代の女性たちは織女のように器用になることを願い、裁縫や刺しゅうの腕前を試しました。
また、夜、針に糸を通す「穿针乞巧[chuān zhēn qǐ qiǎo]」という遊びが行なわれたり、
果物や「巧果[qiǎo guǒ]」という小さなお菓子を供えて、家庭や愛情の幸せを祈る風習もあります。
一年に一度のロマンチックな日、皆さんも空を見上げて願いごとをしてみたり、
自宅で七夕飾りを作ったり、七夕の歌を歌ったりして、のんびり過ごすのも良いかもしれませんね。

















